モットーは、イマジン&リアライズ。子どもの学びをデジタルの力で進化させる、石戸奈々子の未来予想図【後編】

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▶▶【前編を読む】:押し付けから知的探求へ。子どもの学びをデジタルの力で進化させる、石戸奈々子の未来予想図【前編】

 子供たちの「イマジン&リアライズ(想像力と創造力)」の大切さを広めていくNPO法人CANVASを立ち上げた、石戸奈々子さん。前編は、デジタルに興味を持った原点と、子どもに関わりを持つようになったきっかけを見つめました。後編は、一児の母として、子どもたちの未来のために活動する、石戸さんの想いに迫りました。

今と、これから
一児の母としても、子どもたちの未来のために活動していく

 CANVASの理事だけでなく、株式会社デジタルえほんの代表としても活動しながら、コメンテーターとしてもテレビやメディアに出演している現在。慌ただしい日々ですが、プライベートでは一児の母という顔も。

仕事でもプライベートでも基本的な考え方は同じです。子どもにはなるべく自由に、のびのびと育ってもらえたらよいと思って子育てをしています。あまり自分の価値観を押し付けるようなことはしないよう心がけています。他人の子どもと自分の子どもは違うものなので、大変だと思うこともありますが、家族の協力もあり楽しんでやっています。
出典:http://resemom.jp/article/2014/10/20/20987_2.html

 最近のスマートフォンやタブレットなども、積極的にワークショップに取り入れている石戸さん。「イマジン&リアライズ(想像力と創造力)」をモットーに、「デジタルは子供の夢を形にするツール」として、アニメーション制作したり、ネットを通じて海外の子どもたちとも交流しています。

座右の銘は「Imagine & Realize」です。メディアラボに教えてもらった言葉です。「想像と創造」。大事なのは、想像することだけではなく、それを実現することだと思っています。頭の中で想像、イマジンして、実際に創りだす、リアライズすることです。
出典:http://kyodo-sankaku.u-tokyo.ac.jp/interview/alumni6.html

これからの多元的で新しい社会を築いていくのは、子どもたちの世代です。未来を想像し、創造するのは、生まれながらネットを駆使し、生まれながらデジタルに暮らすデジタルキッズたち。世界中の子どもたちがつながって、新しい表現や、豊かなコミュニケーションを生み出し、新しい世の中を築いていって欲しい。そのような想いで活動をしています。
出典:http://kyodo-sankaku.u-tokyo.ac.jp/interview/alumni6.html

 情報化社会として、子どもでもPCやスマホなどを使うことが珍しくない現代。タブレットを導入する学校も増えているなど、デジタルな教育環境はますます広がっています。
 子どもたちにとっても、ネットで世界中と繋がり、どんな情報もすぐに調べることができるデジタルツールは、夢を叶える玉手箱のような存在です。

 ですが、一方で、決してタブレットの画面からでは得られない感覚……真夏に照りつける太陽の熱さ、風が運ぶ草花の香り、雪だるまを作るときのかじかんだ手。それは、「社会を生きていくための知恵」ではなく、「人間として生きていくための知識」です。
 たとえ、どれだけ優秀なコンピュータでも、電源が入らなければ単なる金属の塊であるのと同様に、人も思考するだけでは生きていけません。逆に、一切デジタルに接することなく、これからの世界を生きていくことも困難でしょう。

 だからこそ、デジタルも自然も、バランスよく楽しく触れることができれば、より一層、子どもたちの可能性が広がるのではないでしょうか。
 そして、子どもたちのために、そんな環境を作ってあげるのも、石戸さんだけではなく、私たちの大事な役割なのかもしれません。
(小森矢 羽美)

キラリと輝く名言

「想像と創造」。大事なのは、想像することだけではなく、それを実現すること。

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新たな “視点” で、
昨日よりもちょっといいワタシに。
―――― eyes.+