心を熱くして生きなくて何の老があろう。

心を熱くして生きなくて何の老があろう。

[eyes.+編集部より]
 この言葉の主は、人間国宝にも認定されている染織家の志村ふくみさん。
 凛とした美しい染織をつくり続ける一方で、伝統工芸の灯を絶やすまいと、後進の教育にも力を注ぐ活動をしています。
 そんな志村ふくみさんがこの世界に入ったきっかけは、33歳で離婚をしてシングルマザーになったこと。

例えば絵を描いたり文章を書いたりするみたいな心の表現という意味の仕事をしたかった。そうしたらもう織物しかなかったんですね。
出典:http://www.tamasaburo.co.jp/kangae/taidan/taidan05.html

 子どもをあずけてまで自分のやりたいことを貫き通す志村さんの姿は、一見、自分勝手なだけの母親に映っていたかもしれません。
 しかし志村さんのひたむきな生き方を見ていると、自分のために情熱的に生きることこそが、子どもたちのためになる最良の方法だと、改めて気づかされます。

心を熱くして生きなくて何の老があろう。
出典:『志村ふくみの言葉 白のままでは生きられない』 志村ふくみ 著 [求龍堂]

 いつか年を重ね、誇れる自分であるために、何かひとつでも心を熱くするもの、夢中になれるものを見つけてみようかな。
 そんなきっかけを、志村ふくみさんの言葉が与えてくれているような気がします。

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