うたのおねえさんでいることと、わたし。歌手はいだしょうこの決断力【後編】

このエントリーをはてなブックマークに追加

51lTm-e652L._SX339_BO1,204,203,200_

出典:http://www.amazon.co.jp/dp/489637326X/ref=cm_sw_r_tw_dp_UBffxb0NGZ1EW

 前回は、歌手はいだしょうこさんが舞台に立つまでの苦悩と、家族の愛をみつめました。今回は、夢みた仕事と自分らしを考えた末の決断と幸せのみつけかたについて、見つめます。

変わったきっかけ
NHK「うたのおねえさん」へ転身。卓越した歌唱力で日本中の親子の心をつかんだ5年間

はいださんは、宝塚退団後、NHKの人気子ども番組『おかあさんといっしょ』のうたのおねえさんのオーディションに応募しました。

それも、600倍という難関でしたが、はいださんは見事合格。レッスン後は、19代目うたのおねえさんに就任することになります。

オーディションでは、控え室で審査員による「人柄のチェック」がひそかに行われたとか。

 誰もが自分のことで精いっぱいという状況で、はいださんだけが困っている人に親身になって寄り添った――歌唱力はもちろん、その優しさも評価の対象となったようです。
小学生から歌唱コンクールに出場し、宝塚という過酷な社会でもまれてきたはいださんの、次なるステップを切り拓いたのは、愛情深く育てられてきた温かでまっすぐな心でした。

歴代うたのおねえさんの中でも際立つ歌唱力とキュートな笑顔で、はいださんはまたたく間に人気者となります。
テレビではいつも笑顔の「うたのおねえさん」ですが、収録・録音・取材・週末のコンサートに舞台と、休む時間もない日々。

私生活でも、どこにいても「うたのおねえさん」としてふるまわなければならず、やりがいがある一方で、心身ともにボロボロになるまで歌い続けてしまったのです。

体調が悪くなり、病院に行くことになった時も子どもに「しょうこおねえさんだ!」と声をかけられると、「吐いて死にそうな時にも『あ、こんにちわ』てやらないといけない」と、私生活でも明るい「うたのおねえさん」のイメージを崩さないように気を配っていたことを明かした。
出典:http://news.livedoor.com/article/detail/8073573/

このままでは、子どもたちの前で明るく元気なうたのおねえさんでいられない。
そんな思いもあったのでしょうか。

はいださんは、改めて自分自身の人生について見つめ直すことになるのでした。

大好きな歌と、子どもたちの笑顔。その両方を守る方法は、「うたのおねえさん」でいることだけではありません。
うたのおねえさんとして勤めて5年目。はいださんは決断のときを迎えます。

今と、これから 
「笑顔でいられる」運命の人と結婚。数多くの舞台をこなす人気歌手としての日々

 

2008年春、はいださんは5年間つとめたうたのおねえさんを卒業しました。

 
 卒業後は歌手として「おかあさんといっしょ」のコンサートのほか、舞台やミュージカルで歌い続けています。

 また父が主催する音楽スクール「ミュージカルアカデミードリーム」の監修もつとめて、バラエティ番組では、ほのぼのとした“天然キャラ”ぶりと、“画伯”と名高い絵の腕前で人気を得ています。

 2012年の誕生日、はいださんは一般男性と入籍しました。

そばにいられることがとにかく幸せで「一緒にお墓に入れる」と思うと、とてもうれしいです。子どもは大好きだし、いつかできたらステキですが、神様からのプレゼントですからね。まずは2人の時間を大切に過ごしたいです。
出典:http://enfant.living.jp/mama/interview/17989/

 宝塚時代、そしてNHKの「うたのおねえさん」時代は、はいださんにとって「夢をかなえた、でも過酷な世界」でした。
 それでも彼女が前だけを見て歌い続けてこられたのは、幼い日から自分自身と周囲の人々が、彼女の中の「歌の心」を大切に守ってきたからでしょう。
 

今もステージに立つと先生がおっしゃっていらしたことを思い出します。
「歌は心だよ」
出典: http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/165735/3

 たおやかで可憐に見えるはいださんの中には、絶対に折れることのない「歌の心」が太く根を張っているのです。
 決してゆるがないものを持っているからこそ、歌う場所や舞台がどんなに変わっても、彼女は笑顔で持てる力をあますところなく発揮し、人々を魅了し続けることができるのでしょう。
 

(こうのまちこ)

キラリと輝く名言

eyesplus-kotoba_119

多摩てばこネット:時の人インタビュー「一度きりの人生、精一杯生きたい」
livedoorNEWS:はいだしょうこの過酷なNHK時代

▶▶【前編を読む】:タカラジェンヌ・うたのおねえさんを経て、歌手として羽ばたき続けるはいだしょうこ【前編】

新たな “視点” で、
昨日よりもちょっといいワタシに。
―――― eyes.+