「アイツ危ないぞと思われても」ひとり芝居の鬼才・岡田あがさの“惑わされずに自分を貫く強さ”【後編】

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▶▶【前編を読む】:「悪あがきがしたかった」ひとり芝居の鬼才・岡田あがさの“惑わされずに自分を貫く強さ”【前編】

 独特の感性と演技力を開花させ、現在も生きていることを力強く見せつける女優・岡田あがささん。前編は、突然襲った病に立ち向かうために始めた「ひとり芝居」と、闘病との両立に悩み苦しむ中で、迷いを断ち切ることができたきっかけに迫りました。後編は、「演じること」に全力で向き合うことを決意した岡田さんの今と、彼女を突き動かすシンプルな動機を見つめます。

今と、これから
圧倒的な存在感とマルチな才能で攻めてくる。歌って演じてペンをとって

 岡田さんは、2010年サンモール最優秀女優賞を受賞してから、さまざまな賞を獲るようになりました。
 また、舞台だけでなく、映画や文筆業、音楽の世界でも活動するようになりました。
 岡田さんの名前、あがさ。この名前はお母様が尊敬するアガサ・クリスティが由来だそうです。
 世界的作家の名を引き継ぐかのように、連載小説に挑んだり、2013年からはコンセプトユニット『ツリメラ』の一員として演劇ライブ、CDリリースを果たす忙しい日々。
 かつて病衣に身を包んでいたとは思えない活発さです。

何も心から愛せるものがなかった。本当ダメダメだったけど演劇だけは違った。愛せば愛すだけ愛された。怠れば怠った分拒絶され、向き合わなければそっぽを向かれた。
出典:http://ameblo.jp/agatha-okada/entry-10326496594.html

 演じることに勢いが付き始めた20代前半に、全力で向き合う必然性について語っていました。ときどき立ち止まることがあっても、すぐに歩き出すのは、拒絶されたくないからです。
 その後も止まるどころか、より深くアクセルを踏み込もうとしています。

圧力を敢えて自分にかけていくんです。臆病になるよりはマシだと思うんですけどね。これからも、くよくよしないで目隠ししてダッシュするような勢いでいきたいです。アイツ危ないぞと思われても。
出典:http://www.intvw.net/okada_agasa.html

 今後のエンターテイメント界で、岡田さんの活躍を期待していてください。きっと大きななにかを成し遂げてくれるでしょうから。
 
 文才、美貌、歌唱……あらゆる表現力に優れている岡田さんは、ご自身のブログで綴るように貪欲です。公演を終えるたびに体から魂が抜けてしまうような感覚に陥るほど、与えられた役を愛して理解して、観客の前で肉体を貸し出す作業を繰り返しているのです。
 なぜそこまで全身全霊を傾けられるのかを紐解くと、絶食して点滴で栄養を摂らなければならなかった、闘病生活の苦しみや悔しさが、今でも岡田さんの中に残っているからでしょう。
 生きたい。どうせ生きるなら、全力で生きたい。
 とてもシンプルな動機は、あらゆる言葉で飾り立てた動機よりも、強くて美しいと感じませんか?
(たまさき りこ)

キラリと輝く名言

無理をしないで生きていたら 何も起こらず 気付いたときには土の中。

▶▶【前編を読む】:「悪あがきがしたかった」ひとり芝居の鬼才・岡田あがさの“惑わされずに自分を貫く強さ”【前編】

新たな “視点” で、
昨日よりもちょっといいワタシに。
―――― eyes.+