目指すべきは“現実的なロマンチスト”!? 今こそオードリー・ヘプバーンに学びたい、史上もっとも麗しい女の人生【後編】

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▶▶【前編を読む】:「醜いアヒルの子ねって言われたこともある」今こそオードリー・ヘプバーンに学びたい、史上もっとも麗しい女の人生【前編】

 世代を超えて愛される大スター、オードリー・ヘプバーンの、恋と仕事、私生活に対する価値観についてみつめます。

今と、これから 
与えられたこと、できることを続けて得た人生の答え。もっとも大切なもの、それは愛でした

 結婚し子宝に恵まれたオードリーさんですが、 1960年代に入ると映画の仕事を減らして育児を中心にした生活となりました。
 インタビュアーの、「生涯主婦でいられますか?」という問いに対し、「才能を授かったとは思っていない、好きだったからベストを尽くした。今は家族から離れてまで仕事をしたいとは思わない」と答えるほど、家族と過ごす時間を大切にするようになりました。

 そして、亡くなる直前まで熱心に活動したのが、ユニセフを通じての子ども支援です。

もし、人びとが支援していないとすれば、そうしたくないからではなく、(支援が必要だということを)知らないからだと思います。
出典:http://www.unicef.or.jp/special/ownwords.html

 戦中戦後の辛い経験から、今なお貧困や内戦などで苦しい生活を送る子どもたちへの援助活動に勤しみました。

平和学がないなんて、おかしいですね、戦争学はあるのに
出典:『オードリー リアル・ストーリー』アレクサンダー・ウォーカー著 斎藤静代訳

 女優として名をはせても、オードリーさん自身は幼いころの心を持ち続けていたのです。だから、手を差し伸べたのです。
 

わたしは戦争を経験し幸いにも生きのこり そして気づきました。お金よりも、食べ物よりも、贅沢や、出世や何よりも、人とのつながりが大切だって。
出典:『オードリーに魅せられて~サブリナの日々~』マーク・ショウ 著 菊地浩司 監訳

 舞台や映画スクリーンの中から、世界中の人々に夢を与えた可憐な女優オードリーさんは、ヒットを飛ばしてからもごく普通の女性でした。
 時に夢見がちで、時に現実主義者。決して背伸びをしない振る舞いが、魅力だったのです。

わたしは現実的なロマンチスト――それって可能なのよ。
出典:『オードリーに魅せられて~サブリナの日々~』マーク・ショウ 著 菊地浩司 監訳

 現在もCMやファッション誌などで、若かりし頃のオードリーさんを目にする機会がありますよね。画面の中のオードリーさんは、愛くるしい表情で、耳触りのよい声で愛されています。憂いなど感じさせない姿とは裏腹に、自戒的でどこか内向的な性格は、晩年まで揺らぐことがなかったようです。

 天才女優だと言われたオードリーさんは、幼少期から努力を惜しまない女性でした。自己分析の結果、向き不向きをきちんと受け止めて改善の道も探りました。
 内面を磨くことで、一層の輝きを得たのです。

 オードリーさんが欲しかったものは、身の丈に合った安定した生活と穏やかな時間。それすらも望むことが難しい人々への救済心は、現在もユニセフを通して活かされ続けています。(たまさき りこ)

キラリと輝く名言

それは、愛を受けるだけではなく、 だれかに愛を与えたい、という どうしようもない渇望でした。

▶▶【前編を読む】:「醜いアヒルの子ねって言われたこともある」今こそオードリー・ヘプバーンに学びたい、史上もっとも麗しい女の人生【前編】

新たな “視点” で、
昨日よりもちょっといいワタシに。
―――― eyes.+