「ハンディキャップを持つ母から息子へ」車いすの金メダリスト・土田和歌子のくじけない歩み方【後編】

このエントリーをはてなブックマークに追加

▶▶【前編を読む】:「授乳しながらトレーニング!」車いすの金メダリスト・土田和歌子のくじけない歩み方【前編】”

 パラリンピックで金メダルを獲得。結婚、出産、競技とチャレンジし続ける不屈の女性、土田和歌子さん。前編は、困難を乗り越え、くじけずに歩み続けるために「目標をもつことの大切さ」を学びました。後編は、土田さんが、ひとり息子の育児を通して得た「母としてできること」について見つめます。

今と、これから
ハンディキャップを持つ女性として生きる姿を通じ、息子に伝えていきたい強さと優しさ

 土田さんはハンディキャップを持つ女性として、アスリートとして社会にも言葉を発信し続けています。最近では東京オリンピック・パラリンピック招致アンバサダーとして活躍し、注目を集めました。
 各地で講演会を行うほか、書籍も出版。多くの人々の心に語りかけます。

障がいがあることは生きていく上で障壁にはならない
出典:http://jisin.jp/news/2553/4665/

 また、ひとり息子の育児を通じて、さまざまな気付きを得ると感じている土田さん。子育てをすることで、自分を育ててくれた母の強さを改めて実感しているそうです。

子どもを理解して見守ることができるというのは、強さなんでしょうね。
出典:http://florahouse.co.jp/product/floradix/fd-interview02.html

 少しずつ育ち、そして母の手を離れていく息子と、土田さんはひとりの人間として接し、未来を強く見つめています。

障がいを持つ母親のもとに生まれた息子は、そのことを受け入れなければ先に進むことができません。けれども、息子が培った強さは、やがて『差別をしない』という優しさへとつながっていくことと私は信じています
出典:http://jisin.jp/news/2553/4665/

 子どもが成長するにつれて、直面する問題も多様化してきます。しかし土田さんはうつむくことがありません。
 母がハンディキャップを嘆いていれば、子どもは「健常な母を持てなかった子」になってしまうでしょう。
 しかし、母がハンディキャップをきっかけに世界を広げ、人生を楽しみ挑戦し続けていれば、子どもは「障がいは素晴らしい個性」と感じる心や可能性という、宝物を手に入れます。

 失ったものを嘆くことは何も生み出しません。でも、失って傷ついた自分自身を受け入れれば、未知の可能性にあふれた「新しい私」に出会えます。
 夜道は暗いからこそ、夜明けは輝く。
 今がつらく暗いと感じているなら、その現状を受け入れできることをコツコツ重ねていくことで、夜明けに向かって歩き出す勇気が生まれるのではないでしょうか。
(こうのまちこ)

キラリと輝く名言

試練は苦しみではなく人生を好転させるもの。現状を受け入れなくては前に進めない。

▶▶【前編を読む】:「授乳しながらトレーニング!」車いすの金メダリスト・土田和歌子のくじけない歩み方【前編】”

新たな “視点” で、
昨日よりもちょっといいワタシに。
―――― eyes.+