「女だけど」から「女だからこそ」へ。挫折をしなやかさに変える鍛冶職人、岡本友紀【後編】

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▶▶【前編を読む】:「目が死んどる」と言われ再燃。挫折をしなやかさに変える鍛冶職人、岡本友紀【前編】

今と、これから
活動の幅を広げながら、しなやかな作品を生み出し続ける

 今は、ときどきCMに出演したり、新聞記事に数多く取り上げられるなど、メディアにも出演して活動の幅も広がり続けています。そんな忙しい日々の中で、朝起きたあとにゆっくり過ごすのが、リフレッシュの秘訣だそうです。

朝ゆっくりする時間があるから、1日の中で制作する時間のオンオフの切り替えが出来る、そんな気がします。好きでしている重労働、鍛冶仕事ですが、私がずっと自分である為にはそうしたゆっくりした時間やのんびりする時間が必要で、それは平日にはどうしても朝と夜になります。
出典:http://www.asajikan.jp/asabijin/interview/archives/2559

 今も広島にあるアトリエで精力的に制作に取り組む岡本さん。繊細なフォルムが美しいインテリアから迫力のあるモニュメントまで、様々な作品を手掛けています。屋号の “le forgeron(ル・フォルジュロン)”とは、フランス語で「鍛冶屋」という意味です。

「共通するテーマは『軽やかで、しなやかな、鉄』。丹念に成形した鉄は重厚感から解放され羽根のような軽やかさと植物のようなしなやかさも生み出します。造形の美しさはもちろん光によって生まれる幻想的な影の美しさにもこだわって創作しています。重力からの解放を感じさせる軽やかで柔らかな表現で日々、鉄が持つ可能性に挑戦しています。
出典:http://forgerone.com/about.html

 たくましくも美しい女性として、さまざまなメディアで取り上げられる岡本さん。鍛冶職人といえば男性というイメージですが、決して「男性のように力強く」ではなく、「女性だからこそ生まれる柔らかい」作品が印象的です。
 もし、仕事でも趣味でも何かやりたいことができたとき、「女性だから……」と言ってあきらめるのではなく、情熱を持って挑戦してみれば、きっと、できないことは何もないかもしれません。

(小森矢 羽美)

キラリと輝く名言

やりたいことを諦めることが、 何よりつらいことなんだ。 それに比べれば、 どんな修行の苦労も乗り越えられる。

▶▶【前編を読む】:「目が死んどる」と言われ再燃。挫折をしなやかさに変える鍛冶職人、岡本友紀【前編】

新たな “視点” で、
昨日よりもちょっといいワタシに。
―――― eyes.+