【前編】コンプレックスはチャームポイント! 性同一性障がい、いじめ…はるな愛の「苦しい過去も魅力に変える力」

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出典:@ぴあ

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 今回は、「性同一性障がい」やいじめ、厳しい下積み時代を経て、ニューハーフタレントとして大ブレイク。実業家としても成功しているはるな愛さんの、男性・女性の両面を持ちながら自分らしく生きる覚悟を見つめます。

ワタシのあの頃
性同一性障がい、いじめ、両親との確執。性別適合手術を受けて命がけで得た女性の体

 大阪出身のはるなさんは、ごく幼い頃から自分を「女の子」だと思っていたそうです。違和感の中で生きてきたはるなさんが男と女の性差をはっきりと知ったのは、小学生の頃でした。
 中学校ではいじめに遭い、高校を中退したはるなさん。ホステスとして働き始めたのは14歳の頃だったと言います。
 性同一性障がいであること、女性として生きたいことを父に告白しましたが、両親との衝突は避けられず、確執は続きました。

やっぱり自分が男の子だから、夢は持ちつつも、それとは違う方向に進まなきゃいけないことは多かった。自分が男でいなければいけない現実ってどうしてもあって。
出典:http://www.pia.co.jp/interview/39/

 その後、大阪梅田のショーパブでニューハーフとして働き、1990年代にまだ公ではなかった性別適合手術を受けます。はるなさんは命がけで、女性としての体を手に入れました。

 今でこそ、トランスジェンダーに悩む人々に社会が向ける眼は温かいものになってきました。しかしはるなさんが育った時代、彼女にとって世界は優しいものではありませんでした。
 女性の心を男性の肉体という枷の中で育ててゆくしかなかったはるなさんは、つらい経験や苦しい日々の中で、人を思いやる優しさや臨機応変の機知を培ってゆきます。
 それこそが、彼女の美しい笑顔や所作の奥にある、真の「女性らしさ」なのかもしれません。

変わったきっかけ
上京後、エアあややで大ブレイク。世界一美しいニューハーフとして脚光を浴びる


 ニューハーフとして上京したはるなさんは、タレントとしての活動を続けます。ニューハーフブームが下火になり、苦労が多い下積みの日々でした。
 そんな中で、はるなさんはお店をオープン。実業家としての人生もスタートします。こうして経営・接客のスキルを磨くうちに、彼女に転機が訪れました。
 2008年頃から、「エアあやや」ネタが大ブレイク。一躍「時の人」となり、テレビに引っ張りだこの人気者になります。
 さらにニューハーフ界の世界的ミスコン、ミス・インターナショナル・クイーン 2009で優勝。「世界一美しいニューハーフ」として認定されました。
 はるなさんは女性らしさ、美しさを磨くことに手を抜きません。

・鏡を見て自分の魅力を引き出す、作る、練習する
・コンプレックスはチャームポイントと考える
『はるな愛の女の子成分は40のエッセンスでできている。 輝き女子になるひみつのルール』
出典:http://www.amazon.co.jp/はるな愛の女の子成分は40のエッセンスでできている%E3%80%82-輝き女子になるひみつのルール-はるな-愛/dp/4797371544

女性は女性から学びますね。あなたの身近にいる素敵な女性を探してみてください!
出典:http://special.infoseek.co.jp/entertainment/shinchan/haruna/

 はるなさんは、性同一性障がいやいじめ、両親との確執や苦しい下積み生活など、壮絶な苦労を重ねて今の成功をつかみました。
 彼女自身、苦労や努力を惜しみなく私たちにさらして見せてくれます。それが彼女の輝きをまったく曇らせることがないのは、彼女が「疲れ」を見せることがないからかもしれません。
 幼い頃からアイドルに憧れてきたはるなさん。寝る暇もない忙しささえ、「私アイドル!」という一言でキラキラに変えてしまいます。

彼女は、バラエティタレントとして、手持ちの使える武器はすべて使うという覚悟をきっちり決めている。その点こそが、はるなが他のおネエキャラと一線を画するところである。
出典:http://www.cyzo.com/2009/08/post_2519.html

(河野真知子)

▶▶【後編へ続く】

新たな “視点” で、
昨日よりもちょっといいワタシに。
―――― eyes.+