「こうじゃなきゃいけない」に囚われていませんか? ヨガインストラクター島本麻衣子が語る、自然体の素晴らしさ

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 今回は、「しなやかで、強くて、美しい」そんな言葉がぴったりの女性、ヨガインストラクター・島本麻衣子さんの考える人生観、そして彼女の「自然体」なスタイルの秘訣を見つめます。

ワタシのあの頃
モデルの夢を叶えるために上京。他人と自分を比べ、心と体のバランスを崩しかける

 島本さんは、幼いころからモデルに憧れていました。21歳の時に、夢を叶えるために上京。実際にモデルの仕事をし始めましたが、モデル1本で食べていくのはなかなか大変でした。

人と比べて見た目ばかりに捉われて、当時の写真を見ると、そういう内面が表情に出てしまっている気がします。心から笑っていなくて、輝きがない。華やかですけど、頑張れば結果が出るという世界ではないんですよね。
出典:http://job.mynavi.jp/

 自分の中の焦りと戦う毎日。心と体のバランスを崩しそうになりますが、母に誘われたヨガで心の均衡を保ちます。

私はとにかく痩せたかったし、じゃあはじめてみるかと。すると体もそうですが、心にある余分なものがどんどん取れていくのを感じました。余分なものが取れたら、次は自分を高めてくれる言葉を取り入れられるようになって。自分を認めよう、愛してあげよう、私は私のままでいいんだって思えるようになりました。
出典:http://www.one-wani.com/

 誰もが、他人と自分を比べて落ち込んだことがあるのではないでしょうか。でも、職業が「モデル」の場合と比べると、いくらか楽でしょう。なぜなら、「美しさの維持」と「仕事への努力」は相反するものというのが定説だからです。「仕事が忙しすぎて太っちゃった……」なんて言い訳は通用しません。美しさを維持できなければ、仕事への努力を怠っていると見られます。
 
 そんな職業に、半ば縛られる感じで、「頑張る」「比べる」「焦る」「もっと頑張る」「うまくいかない」「落ち込む」というような悪循環を繰り返し、どんどん自分自身を受け入れられなくなっていた島本さん。それを救ったのが、ヨガとの出会い、そして友人の言葉でした。

変わったきっかけ
事務所を辞め、「ヨガ」の道を行くことを決意

島本麻衣子

 20代後半からは、内面からももっと表現していきたいと思い、演技にも取り組み始めました。でも、やっぱり仕事が続きませんでした。そして29歳のとき、雑誌に求められるどのモデル年齢にも合わなくなり、事務所を辞めることを決意ました。

焦ることに疲れてしまったんです。思い切った決断でしたね、今考えると。後先考えず、清水の舞台から飛び降りてしまって。私はそもそも優柔不断なタイプなんですが、そのときは友人に背中を蹴り飛ばしてもらいました。「自分を信じて、やりたいことをしなさい。その先に光りがあるから」って。怖かったですけど、それがターニングポイントでした。
出典:http://job.mynavi.jp/

 そして、仕事がなくなり、何をしようか考えたときに思い浮かんだのが「ヨガ」でした。

体が整うとともに、ネガティブな思考を一つひとつ手放して、心が解放されていく感じ。「こうでなければモデルはできない、私じゃない!」という強迫観念から、自然体になって心を開くことができたんです。
出典:http://job.mynavi.jp/

 インストラクターになろうと、ジムやスタジオに履歴書を送り、やがて週に何本かレッスンを受け持つようになりました。

 モデル事務所を辞め、まさにゼロからのスタート。本来ならとても「しんどい段階」のはずなのに、島本さんの心は逆にどんどん解き放たれていきました。新しい世界へ踏み出したことによって、狭かった視野や価値観から嘘のように解放されて、心や身体の状態だけでなく、笑顔や行動まで変わっていったのです。

ワタシの今、そしてこれから
月の満ち欠けに合わせた「月ヨガ」を確立

 自らの苦しみを救うきっかけとなり、道を切り拓いてくれたヨガ。島本さんにとって、ヨガは人生のうちの多くを占める存在となっていました。

 2004年以降、島本さんはまるで誰かを愛し尽くすかのように、世界中のヨガを学んでいきました。

 その後、「月の満ち欠けのリズムと、精神面や出来事などはリンクしている」と感じた島本さんは、“月ヨガ”を編み出しました。また、妊婦さんのためのマタニティヨガも話題となっています。

新しいものを生み出せることが、この仕事の醍醐味。(中略)インストラクター1本に決めてしまったわけでもありません。ヨガを通じて、モデルやタレントのお仕事もあれば受けますし、本も書きたい。
出典:http://job.mynavi.jp/conts/2015/tok/p/376/

 不思議なもので、心と身体のバランスが整って自然体の自分でいられるようになってからは、かつて苦しんだ時代のモデル業も「機会があれば、やりたいな」と思うようになっていました。辛かった一番の原因は、もしかしたら仕事の種類ではなく、「~~しなくちゃ」「~~でなきゃ」と、自分自身を許してあげられなかったことにあったのかもしれません。

年齢に遅い早いなんてきっと関係なくて、“今の自分”に正直に行動すれば、そのすべてが最終的にうまくつながっていくんだと思います。
出典:http://www.newyorker.co.jp/

仕事って、山あり谷ありですが、山のときは周囲に感謝して過ごし、谷のときは自分を見つめる時間だと思うようになりました。たくさん学んで、静かに知恵を蓄えておくべき充電時間。仕事のないときにも意味はあるんですよね。これからも自分のペースを保ちながら、成長していきたいと願っています。
出典:http://job.mynavi.jp/

 これからも自然体で、大地や宇宙と“つながる感じ”を大切にしながら、その生き方の「心地よさ」を私たちに伝え続けてほしい。

キラリと輝く名言

人生、山あり谷あり。

新たな “視点” で、
昨日よりもちょっといいワタシに。
―――― eyes.+

【島本麻衣子さん 関連名言】
大変なときは、「大」きく「変」わるとき。チャンスなんです。
自分を信じて、やりたいことをしなさい。その先に光があるから。
人生山あり、谷あり。山のときは周りに感謝して過ごす。谷のときは自分を見つめる時間だと思えばいい。