ちょっとしんどくても向き合ってみよう。心理セラピスト・リズ山崎流「本当のワタシの見つけ方」

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ちょっとしんどくても向き合ってみよう。心理セラピスト・リズ山崎流「本当のワタシの見つけ方」

 今回は、「本当の自分ってなんだろう?」と悩み、そして乗り越えた実体験から、トラウマ・セラピーを提唱した女性、心理セラピスト・リズ山崎さんの、「自分が変わればすべてが変わる」というメッセージを見つめます。

ワタシのあの頃
体調を壊し、退職。“漠然とした不安”を抱えた生活

 最初の仕事は音楽関係でした。進学も就職活動もせず、従姉妹の紹介で漠然と就職したそうです。CMソングなどのレコーディングをするアシスタントディレクターとして、充実した毎日を過ごしました。しかしある時、仕事の忙しさに体が追いつかず、体調を崩してしまいます。休暇を余儀なくされ、退職の道を選びます。

 そして、21才のときに音楽を勉強するため、北アメリカへ渡ることを決意。現地の音楽学校へ2年間通い、その後はナイトクラブで弾き語りをしたり、バンド演奏、作詞作曲などをします。仕事の他にも、ダンスや空手にも取り組んでいたといいます。その後、26才になり、アメリカの永住権を取得しました。

 しかし、このころから、“自分とは何なのか”をしきりに考えるようになります。

「漠然とした不安」「ほんとうの自分でない」という違和感。
出典:傷つかない練習(リズ山崎著)

 リズ山崎さんは、国境を越えることも躊躇しない、仕事に趣味に積極的、そんな側面から、「元々アクティブな女性だった」と思われるかもしれません。でも実際は、漠然とした不安を抱えていた「イチ女性」。わたしたちと大きく変わるところはなかったはずです。
 
 もし彼女に、他の女性たちより少し優れたところがあるなら、それは「自分の中にあるもやもやをしっかりと感知し、まずは受け入れる」ということを徹底して行ったところでしょう。その「自覚」があってこそ、その後の気付きや行動が生まれ、30代以降の人生が変わっていったのです。

変わったきっかけ
不安の原因が「子ども時代のトラウマ」だったことを痛感。心理セラピーに興味をもつ

 ある日、本当の自分を模索する中で、「自分の前世を体験できるかもしれない」という心理セラピーを受けてみることに。そこで、山崎さんは前世体験のかわりに「子ども時代のトラウマ」を体験します。漠然とした不安はこのトラウマから来るものだったのです。

ずっと心の違和感でもあった“本当の自分”と“作られた自分”のナゾが溶けていくようでした。つまり、本当の自分があまり育たず、気に入られる自分ばかりで生きてきたような感覚が自分の中には絶えずあって、その違和感を拭いきれずにいた。(中略)
 
そこからがさぁ大変。というのもこれまでの自分・人にばかりいい顔しようとする自分と、内側でほんとうは感じている確かなものを感じ分けたり、それはそれはたくさんの物の見方やとらえ方、行動に至るまで、真の自我に生まれ変わるために自分解体を余儀なくされたからです。
出典:リズ山崎オフィシャルホームページ

 それを機に、様々な心理セラピーを受け、心の立ち直りを図った山崎さん。自らも友人などに対して心理セラピーを行ったりしました。

 そして、30才の時に、チャネリングを体験。30代半ばで日本に戻り、心理セラピストに転身、36~40歳まで通信制の大学で教育学と心理学を学びました。

 20代の後半から感じていた漠然とした不安感の正体を深く知ること、そして、そこから生まれた興味や関心、欲求に正直に行動を決めていくことで、30代を過ごしたリズ山崎さん。「真の自我」に生まれ変わるとひとことで言っても実際に遂行するのは気力も体力も必要です。そのために要した時間と力は相当のものであると思われます。
 
 しかし、めげることなく向き合い続け、行動し続けた結果、自分自身を真の自我へ導いた「心理セラピー」は、自分以外の人も導けるようにまで成長を遂げていったのでした。

今、そしてこれから
「トラウマ・セラピー」を日本に広める。一人でも多くの悩みやストレスを解消させたい

 その後、過去の心の傷を癒す「トラウマ・セラピー」を提唱します。そして、39歳のときに「トラウマ心理ゲーム」を出版。今や彼女が手掛けた書籍は30冊を超えています。

私のことを「バイタリティがある」とか「行動力がある」と言ってくださる人がいるのですが、私はそのたびに、くすぐったい気持ちになってしまいます。なぜなら、私は人一倍心配性ですし、自信家なわけでもないからです。ただ、しあわせになりたくて、そのために自分ができることをやるように心がけてきました。
出典:『しあわせは、真逆のルールでやってくる。』(リズ山崎著)

・・・なんて書くとカッコよく聞こえますが、(中略)今でも自己嫌悪におちいったり、自分のいたらなさに落ち込むことはよくあります。
出典:『しあわせは、真逆のルールでやってくる。』(リズ山崎著)

あなたはあなたのままでよいのです。(中略)深呼吸して、自分自身を受け容れましょう。背伸びしないでいいからね。らくちんな人がハッピーな人。
出典:リズ山崎オフィシャルブログ

 リズ山崎さんの行うセラピーは、「温もり」や「優しさ」に溢れていて、かつ、とてもリアルでわかりやすいと評判です。今では、対面やインターネット、書籍、ラジオなど、さまざまな媒体を通して広がり、数えきれないほどの人の人生を救っています。
 
 ここまで多くの人々を救えるのは、彼女のセラピーが、ただそれについて学問的に学んだ果てにあるものではなく、「自身の体験をもって築き上げられたもの」だからでしょう。「疑問に思うこと」や「ちょっとした不安」を逃さずキャッチし、たとえ「しんどいな」と思っても、しっかりとそこに向き合う。そして、そのために必要な行動が出てきたら、少しくらい怖くても、一歩踏み出してみる。そうすることで、自分と自分の周りの人たちを救うことができるようになるということを、彼女の人生が証明してくれています。
 これからもリズ山崎さんは、多くの人々の悩みを真摯に受け止め、解放に導いていくのでしょう。

キラリと輝く名言

あなたの中の「でもの壁」を壊せば幸運はどんどんやってくる

新たな “視点” で、
昨日よりもちょっといいワタシに。
―――― eyes.+

【参考記事】

リズ山崎オフィシャルホームページ
リズ山崎オフィシャルブログ
『傷つかない練習』(リズ山崎著)
『しあわせは、真逆のルールでやってくる。』(リズ山崎著)