生き方は選べる。自分にとってのハッピーを探せ! はずれないピアスキャッチの生みの親・菊永英里

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 今回は、「ピアスは失くしやすい」という、昔も今も共通の悩みに目をつけ、はずれにくいキャッチを発明した女性、株式会社クリスメラ代表・菊永英里さんの、社長になるまでの道のり、目標への推進力を見つめます。

ワタシのあの頃
内向的だった子ども時代。「自由に働きたい…そうだ、社長になろう!」

 幼少時代はすごく内向的だったという菊永さん。他の女の子がケーキ屋さんやお花屋さんになりたい等という夢を描く中、「早起きして一個数百円の商品を売り続けるなんて、私には無理」と現実的なことを考えていたそうです。夢も希望も持てず、どうやって生きていくか不安だったと、菊永さんは振り返っています。

 16歳の頃、菊永さんは自分の人生について考えました。進学、就職、結婚、出産、子育て。専業主婦というよりは働きたい。時間の使い方を自分で決めたい。通勤したくない……。

そっか! 自分で会社を作ればいいんだ!
http://www.nikkei.com/

 その頃の菊永さんは、人混みが苦手で、電車に乗れないほど緊張しがちな性格でした。内向的な自分が果たして社長になれるのか? 不安を抱きつつも、絶対に社長になると、菊永さんは強く決心しました。

 「通勤したくないから、社長になりたい……!」一見ユニークに見えるが、夢はこのようにふとした思いつきから生まれるものなのかもしれない。あがり症で内向的な菊永さんが、社長という夢をどうやって叶えようとするのか。続きを見てみよう。

変わったきっかけ
社長になるために、課題を明確化。ふとした思いつきをまとめあげる

 社長になるために、菊永さんはビジネスのアイデアを日々書きとめ、いろいろな会社を研究。銀行で事業計画書を見る仕事をしていた父親に何度も事業をプレゼンをしました。結果はいつも不採用でしたが、めげることなく、事業の強みやライバルとの差別化などを考え続けました。

 事業内容以外にも、社長になるために自分を変える努力をしました。あがり症を治すべく、大学ではバンドサークルに入部したり、「会社というものを知らなければ社長は務まらない」と思い、ITソリューションの会社に就職したりしました。3年勤めてから起業しようと考えたそうです。

 ある日、菊永さんは彼氏からプレゼントしてもらったピアスを失くしてしまいます。「悪いのは私じゃなくてピアスキャッチ」だと大ケンカしたとき、ふと友達もピアスをよく失くしてしまうと言っていたことを思い出しました。

 「はずれないピアスキャッチ」を作れば、喜ばれるのでは……? これはいい案だと思い、菊永さんは事業の構想を練りました。そして、再び父親に計画を提案。このとき、初めて事業に賛成してもらいます。

 菊永さんは、一度社会に出た方がいいと思い、企業に就職しました。普通に働くことに抵抗があったはずなのに、「社長という夢を実現させたい」という強い気持ちが、彼女をそう行動させました。きっと、菊永さんの目にはしっかりと「社長への道のり」が見えていたのでしょう。

ワタシの今、そしてこれから
“はずれないピアス”を商品化。もっと世の中をHAPPYにしたい

 その後、菊永さんははずれないピアス作りに奮闘します。「ピアスはどんどん失くしてもらった方が、次が売れるからいい」そんな販売店の声に怒りを覚えたこともありましたが、なんとかはずれないピアスが完成。2007年に株式会社クリスメラを設立しました。

 はずれないピアス「クリスメラキャッチ」は、今ではWEBだけでなく、実店舗にも販路を広げ、ピアスの快適ライフに一役買っている。

みなさんに「生き方は選べる」と伝えたいです。(中略)人と同じことができないなら、できるように頑張るのではなく、しなくていい道を選べばいい。問題はあっても、解決方法は人の数だけある。自分にとって幸せな道を選べばいい。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37081?page=7

 始まりは、いつも「こうだったらいいのに」という、ふとした思いつきでした。菊永さんはこれからも、

「もっと世の中がHAPPYになるには」
http://www.chrysmela.com/company/about/#a1

を常に考え、新しいアイデアを形にしていきたい、と話しています。

 内向的な性格ゆえに読書に勤しんだ時間。父の助言を正面から受け止める素直さ。社会の現実や、ありのままの自分自身を認め、現状から課題を見つける堅実さ。そして、それを行動に落とし込む推進力。菊永さんの人生は、上辺だけでは見てとれない多くの因子からできています。

 ひとつひとつはとても地味なステップかもしれません。でも、その地味なステップを静かに確実に昇っていく菊永さんの生き方こそ、多くの女性に勇気と自信を与えられるロールモデルなのではないでしょうか。

キラリと輝くコトバ

生き方は選べる。人と同じことができないなら、できるように頑張るのではなく、しなくていい道を選べばいい。

新たな “視点” で、
昨日よりもちょっといいワタシに。
 ―――― eyes.+